ねことのひととき

ねこに癒される日々

何事も心とは  記録57  カウント2

60歳で脳梗塞を発症。現在77歳認知症発動中のじじ様。わがまま、ストーカー、暴力、挙動
不審に驚きばかりの日々です。
   
親としての威厳が失われていくのは哀しいものですが、親も人間だと改めて感じ、見つめな
  
おすことばかりです。親子という近い立場ゆえ苛立ちが爆発したり、ひどい言葉を発し


と後々で後悔することが多い中、考えや気持ち、今まで生きてきた環境、様々な想いを知る


事が出来るような気がします


認知症は治らない病気、将来80歳以上の大半の人が発症すると言われています。


私の父も認知症の診断を受けています。脳の中で何が起こっているかわかりませんが、 何


かをする、行動する、の前に何か理由、原因が必ずあると思っています。じじ様は人間の本


能の心思うまま行動するのです。


罪悪感


1月10日 水 曜日


じじ様の入院日が決まり、ほっとしたような なんとなくさみしいような


入院しても大丈夫だろうかと心配もしつつ、


そしてこれで良かったんだろうか。と思うばかりだ。


昨日の疲れ切った寂しそうなばば様の顔を思い出して


”これが1番良い方法だった” と自分に言い聞かせる。


じじ様が昨晩からご機嫌が良い。暴言も暴力もない。


治った!?


そんなことがあるはずもなく


多分、ばば様が じじ様を見捨てたような罪悪感 と 寂しさが意味が分からなくても


じじ様になんとなく伝わっているのだろう。


明後日には じじ様はもう夜中に暴れることも 廊下に放尿することも


食べ物を食い散らかすこともないのだ。


残された時間をばば様は静かにじじ様を見守っている。


これで良かったんだ。。。


何回も自分に言い聞かせる。