誰もいない・・・
昨夜 携帯がふるふると振動したので 表示を見てみると
専門学校に通う息子からのライン電話だった。
携帯のラインをやりだしてから とんとラインの言葉のやり取りで済ます事が
ほとんどで。何事かと思いきや
「怖い・・・」と。
成人して間もないとはいえ 大の男の子が夜8時に怖い・・とは"(-""-)"
「どうした?」
尋ねると
インターホンが5分に1回の感覚で鳴るという。
はじめ無視していたが 何度も鳴るので声をかけるが返事もない。
玄関ドアののぞき穴から覗いてみても誰もいない・・・
し~んとした不気味な廊下が見えるだけ。
「インターホンがこわれてるんじゃないの?」
と軽く言うと、真剣な声で息子が言う。
「マジで怖くて 外に出れない」
人間はたまに第六感という目に見えない能力を発揮する。
最近は変な事件も多いし、変な思考の人も多い。
なにせ、理由なき動機が多すぎる。
私の息子が明日 テレビの速報にでも映ったら、きっとこの電話の会話の内容を
後悔するだろう。ここは慎重に見定めなければいけない。
80%やばい、20%ただの取り越し苦労。
息子は人としての世界をまだまだ楽しんでいない。
もしもの事があったら・・・
なんだか 不安になってきた。
「アパート借りたときに必要書類をまとめたファイルはある?
そこに管理会社の連絡先がかいてあるから、すぐに電話して!!
あっ、その前に玄関の鍵をちゃんと閉めたか確認して」
一瞬で頭の中は事件発生を前提に考えていた。
ぴんぽ~ん。
電話越しにインターホンの音が聞こえる。
なんだか本当に怖くなってきた。
とりあえずインターホンの故障の場合を考えて(ほぼ、ほとんど故障だと思うが) 調べてみた。
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インターホンが勝手に鳴る原因としては、結露の発生や異物の存在、配線トラブルなどが挙げられます。 相性の悪い家電に反応したり、いたずらでボタンを押されたりするケースも考えられるでしょう。 インターホンを修理・交換するなら、賃貸物件の場合は管理会社や大家に相談する必要があります。
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スクショを息子に送った。
「やっぱり そうか・・」
息子は元気なく安心したように声が小さくなった。
限りなく恐怖を感じたのであろう。
故障かも・・・という言葉が脳の中に入らないくらいの恐怖パニック。
だが念のため 玄関の手前に大きな段ボールかなんかを置いていれば
もし誰かが侵入してきても 躓いて 1テンポの時間はとれるよ。
息子は落ち着いた。
それが人間ならね。
余計な一言は言わなかった。
管理会社は電話に出なかったらしい。
以下ライン会話。
母:「インターホンが鳴り続けるのはうるさいから 今日はネットカフェで過ごしたら?」
息子:「いや、まだ怖いから 外に出れない、家にいる」
母:「わかった、携帯すぐとれるように側に置いておくから、何かあったら
すぐに連絡して」
息子:「ありがとう。」
夜が無事明けた。
AM7時、息子は大丈夫だったらしい。”おはよう”のラインが入っていた。
ったく、臆病なのか怖がりなのか。
いや、想像力が豊か過ぎなのだ。。。。
素直に怖がる20歳の息子のおかげで やはり防犯には気を付けないとと改めて思った。
あくまでも相手が人間であれば.に限るけれど(*'▽')
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