60歳で脳梗塞を発症。現在77歳認知症発動中のじじ様。わがまま、ストーカー、暴力、挙動
不審に驚きばかりの日々です。
　　　
親としての威厳が失われていくのは哀しいものですが、親も人間だと改めて感じ、見つめな

おすことばかりです。親子という近い立場ゆえ苛立ちが爆発したり、ひどい言葉を発して

と後々で後悔することが多い中、考えや気持ち、今まで生きてきた環境、様々な想いを知る

事が出来るような気がします

認知症は治らない病気、将来80歳以上の大半の人が発症すると言われています。

私の父も認知症の診断を受けています。脳の中で何が起こっているかわかりませんが、　何

かをする、行動する、の前に何か理由、原因が必ずあると思っています。じじ様は人間の本

能の心思うまま行動するのです。

いちごの房

12月17日　日曜日

2日連続で夜中に何者かと話し続けていたじじ様は　さすがに睡魔が襲ってきて

昨日19時に睡眠に入り　朝の7時半まで熟睡でした。

途中 息をしているか確認の為　部屋をそっと覗くほどの熟睡です。

そして　のそっと起きてきたじじ様は　私を見ると

「人間は・・・何人おっとか（いるのか）？」

と聞いてきます。

「何人　いるように見える？」

聞き返すと

「う～ん、みんな　生きているんかな・・・」

と悩むじじ様。

はい、ちゃんと生きていますから　じじ様心配しないでね。

今日は親戚にもらったイチゴをお皿に盛ってあげました。

じじ様は顔に似合わず　苺が大好き。

苺の房ごと一口でパクリ。

まっ、房くらい野菜と思えばいいかっ！

と思いきや　じじ様房をちゃんと吐き出す。

へ～、味覚は正常なんだ。

お皿に盛ったイチゴ5個全部を平らげた。

美味しかったのだろう。

そして　最後に　苺の房5つを手のひらに乗せて　一気にポンと口の中に投入・・・

なぜ。。。。！？

目が点。

それも　最後一度に、、、、摩訶不思議。

デザートが終わり、テレビでもみようかとリモコンを探すが　どこも見当たらない。

こたつの中や仏壇の引き出し、押し入れ、靴箱、茶箪笥、じじ様が置きそうなところ

にもなかった。

しょうがなく　お昼ご飯の準備でもしようと　冷蔵庫を開けると

・・・・・リモコンが並んでいた。

テレビのリモコン、エアコンのリモコン、乾電池、ボール。

冷やして悪いものはないので　いいのだけれど・・もっと目の届くところに置いてほしかっ

たな。

今日は睡眠の日なのか、1時間ほど　口を開けたままお昼寝もしました。

と、今日は家の中徘徊もあまりせず、寝てばかりいたので　起き上がりが大変です。

思うように足が動かず　立てない状態なので　四つんばになって動き出します。

なぜ、四つんばになって這ってでも動きたるのか　不思議ですが　じじ様はにとっては

どうしても動きたい何かがあるのでしょう。

四つんばで動き回るじじ様を後ろから見ていると　なんだか可愛くも見えなくもない。

ただ　顔だけ振り返られると少し怖いかも。。いやかなり怖い。

それから四つんばでの全速力で　追いかけられるのも　嫌だ。。。。。